こんにちは、韓国留学中のあやです。
韓国でソウルについで大きな都市と言えば、釜山(プサン)!
ソウルよりは観光エリアがこじんまりとしておりさらに釜山弁もあるため、どことなく大阪のような雰囲気が楽しめると日本人観光客の間でも人気です。
こじんまりしてるといっても地図で見るととても広い釜山ですが、その中でも特におすすめのエリアはどこでしょうか?
今回は釜山のおすすめエリアについて詳しくご紹介します。
目次
有名な観光どころが揃った南浦洞(ナンポドン)エリア
釜山一の観光地はどこ?と韓国人や釜山に詳しい日本人に尋ねれば、大部分の人が南浦洞!と答えるでしょう。
こちら南浦洞エリアには有名な観光地が集まっています。
そのため釜山に初めて行くという方はまずは南浦洞に行ってみると良いでしょう。
南浦洞には釜山タワー、映画の舞台にもなった国際市場、映画祭が行われるBIFF広場などさまざまな観光地があります。
釜山の景色を眺めたいという方は釜山タワーがおすすめ。天気の良い日の展望台からの眺めはとても素敵です!
グルメを楽しみたいという方は国際市場やBIFF広場がいいでしょう。
釜山は魚介が有名なので、国際市場でも多く海産物が販売されています。
周辺のお店も海産物を使ったメニューがたくさん!特に海鮮チヂミ(韓国語ではヘムルジョン)がおすすめです。
一方BIFF広場にはホットクなどのおやつを販売する屋台が軒を連ねています。どれも3,000ウォンあれば買えるものばかり!とてもリーズナブルです。
どのエリアも地下鉄「南浦洞」駅から徒歩圏内です。釜山一の観光エリア南浦洞は外すことができないおすすめエリアです。
リゾート地の海雲台(ヘウンデ)エリア
海雲台といえば韓国有数のリゾート地です。南の島・チェジュ島についで人気のエリアと言えるでしょう。
海雲台といえば欠かせないのはやはりビーチ!地下鉄海雲台駅から5分も歩けばすぐに海水浴場に到着します。
夏はソウルなど他の都市からも多くの人が訪れる人気の場所。ビーチはパラソルでいっぱいになることも…。
しかしそれだけ人が集まるということもあり、有料ではありますがロッカーやシャワールーム・更衣室などの施設がしっかりと作られており、安心して利用することができます。
夏に海外のビーチに行くのもとても楽しいですよ!
ビーチが近くにあるということもあり夏のイメージが強い海雲台ですが、実は温泉も多くあり冬でも多くの人が訪れる人気スポットです。
「足湯」「温泉」「スパ」「チムジルバン(韓国式サウナ)」など施設も豊富です。
源泉が多くあるということもあってか、海雲台では格安のモーテルでもシャワーから温泉が出るという噂も(笑)
「愛媛県の蛇口からはみかんジュースが出る」という噂もありますが、それと同じ様な類でしょうか。
しかし温泉事業が盛んであることは間違いありません。海雲台に行った際には海や温泉を楽しんでみましょう。
ディープさが感じられる東莱(トンネ)エリア
観光地よりは、韓国地元の人たちも訪れるような場所に行ってみたい…という方は東莱に行ってみましょう。
東莱には在来市場があり、地元の多くの人々が毎日買い物をしています。
そのため旅行のお土産に買うことができるようなものはあまり販売されていません。
生鮮食品やキムチをはじめとするおかずなどがたくさん売られています。おかず市場とも言われているほどです。
しかし旅行の場合は生鮮食品を買ってもホテルで調理できることもなく、またおかずもそんなに食べる予定がない。
じゃあ観光客には不向きじゃないか!と思うかもしれません…が、ご安心ください。
東莱にはパジョン(ネギのチヂミ)の発祥と呼ばれている、東莱ハルメパジョンというお店があります。
こちらで海鮮入りの美味しいパジョンをいただきましょう!牡蠣やエビなどがごろごろ入っており絶品です。
ちなみに韓国ではチヂミにマッコリを合わせるのが一般スタイル。
マッコリも美味しいものが多く揃っているので、お酒がお好きな方は合わせて楽しむと良いでしょう。
おしゃれというよりかは、昔ながらの韓国が楽しめるといったエリアです。
少しディープさが感じられる場所で、韓国らしい雰囲気を感じてみましょう。
可愛いカフェ通りが大人気の西面(ソミョン)エリア
先ほど紹介した観光エリアである南浦洞は、海外の人が多くいつでも賑わっているエリア。
ちょっと言葉は悪くなりますが、観光客のせいで混んでいるとも言えるエリアです。
そのため釜山の若者たちが多く訪れるのは、必然的に南浦洞よりも西面となるわけです。
そんな西面にはデパートなどもいくつかあるのですが、若者たちがこぞって訪れるのはカフェ通りです。
若者に人気のカフェ通りは正確にいうと、地下鉄の西面駅と田浦(ジョンポ)駅の間に位置しています。
大通りにはソウルでも見かけるようなカフェチェーン店が並んでいますが、1本小さな通りに入ると、こじんまりとしておしゃれなカフェがたくさん並んでいます。
マカロンやフレッシュジュース・焼き菓子などなど、それぞれのお店で特徴のあるメニューが用意されており、どこも入りたくなること間違いなしです。
賃料などの関係からかお店の入れ替わりが激しいので「また今度」と先延ばしせず、気になったカフェにはすぐ立ち寄ってみてくださいね!
花火大会が有名な広安里(クァンアンリ)エリア
先ほどリゾート地として有名なのが「海雲台」とご紹介しましたが、実は釜山にはもう1つビーチで有名な場所があります。
それが広安里です。釜山駅を中心にすると海雲台よりも広安里の方が近く、アクセスも良い方です。駅からビーチまでは歩いて15分ほど。
海水浴場は観光地としても人気なのですがその周辺には商店や家、さらには高いアパートなども立ち並びたくさんの人が暮らしている地元エリアといった印象です。
そのためちょっとしたローカル感も味わえます。
駅から歩いてビーチに行く前に、スーパーでちょっと買い物をして行くというコースもおすすめです!
ちなみに秋になると広安里のみならず釜山の一大イベントとも言える、大規模な花火大会が開かれます。
釜山花火大会は広安大橋をバックに何万発もの花火が毎年打ち上げられています。
この大会に合わせて日本の旅行代理店もパッケージツアーを多く組んでいます。
少し高くはなりますが、花火が見たいという方はこうしたツアーを利用しても良いでしょう。
お願い事があるなら機張(キジャン)エリア
日本と同様に韓国にもお寺がたくさんあるのですが、お願いごとがあるという方は機張に行ってみませんか?
実は機張には人生でお願いごとを1つだけ叶えてくれると言われる場所があるんです。
それが海東龍宮寺(へドンヨングンサ)。海沿いに建てられており、天気の良い日には素晴らしい景色も楽しめます。
煩悩を取り去ると言われる108つの階段を登ったり、心から願えば人生で1度だけ願いを叶えてくれると言われているため、お祈りをしたりといろいろな体験ができます。
日本のお寺の様に少し屋台も出ていて、お土産などを見るのも面白いです。
実は日本がはるか昔に朝鮮半島に攻め込み、その際にお寺が消失したという悲しい歴史もありますが、再建された今では多くの人が訪れ愛される場所となっています。
そして機張といえばもう1つ欠かせないのがカニです!
カニといえば日本では北海道のイメージですが、韓国では釜山の機張が有名どころとなっています。
機張市場に行けば生きの良いカニがたくさん販売されています。購入してその場で蒸しカニに調理してもらい食べることも可能!
これだけ活きの良いカニをその場で食べられるなんて、美味しくないはずがありません!
カニの大きさなどにもよりますがズワイガニ1キロに他の海産物も足して、1万円以下で食べられるお店も!
ただやはり海外の人とわかると、少し高い値段を言われることもしばしば…値段交渉が鍵となるようです。
ここはおいしいカニのために少し頑張りましょう!
ぜひ機張でお寺を訪れたり海産物を楽しんだり、自分好みの旅行プランを立ててみてはいかがでしょうか?
憩いの場所もある温泉川(オンチョンチョン)エリア
いろいろと回るのも良いけれど、綺麗な景色を見ながらゆったりと時間を過ごしたいという時には温泉川エリアに行ってみましょう。
温泉川は先ほどご紹介した東莱(トンネ)から海雲台(ヘウンデ)の方に流れて行く大きな川です。
この川に沿って温泉川市民公園(온천천 시민공원)という、これまた大きな公園があります。
朝や夕方には地元の人々がウォーキングなどで運動する姿がよく見られ、どことなくのどかな雰囲気が味わえる市民公園です。
ちなみに温泉川市民公園は桜の名所としても知られています。
桜の季節になると道沿いの桜の木が一斉に咲き、なんとも言えない綺麗さです。
ちなみに桜以外にも、菜の花やひまわり、コスモスなど季節の花が咲き誇ります。
そして温泉川エリアでもう1つ外せないのが、カフェ通りです。市民公園沿いにおしゃれなカフェやレストランが軒を連ねています。
桜の季節にはどのお店もかなり賑わうようですが、その他の季節であればどのお店もそこまでウェイティングなどなく入店できるそうです。
天気が良ければ温泉川市民公園を散歩するもよし、もし天気に恵まれなければカフェ通りを攻めるもよし。
さまざまな楽しみ方ができるおすすめのエリアです。
グルメなどが楽しめる釜山駅(プサン駅)エリア
ソウルにはソウル駅があるように、釜山にも釜山駅があります。
やはり主要な駅とあって規模も大きく、周辺にローカルなグルメが楽しめるお店なども集まっています。
しかし今釜山駅が熱い…というのも2004年に大規模なリニューアルを終えてから綺麗になり、工事前に比べて多くの人が利用する場所となりました。
ちなみに地下鉄の釜山駅ではなく、KTXなどの列車が通っている駅が綺麗になっています。
ただ地下鉄の駅からは歩いてわずか1分ほどですので、ほとんど繋がっているものと考えて良いでしょう。
綺麗になった釜山駅は3階建て。1階にはカフェなど、ファストフード店が中心、2階は乗車券の発見コーナーなどのほか書店なども営業、そして3階はレストランが集まるフードコートが営業中です。
フードコートなどではベタでありますが、定番の韓国グルメが楽しめます。
たとえばソウルにも多く店舗展開をしている「キンパ天国(김밥천국)」、伝統菓子のほかお粥も味わえる「ピジュン(빚은)」。
そして韓国式おでんが楽しめる「サンジンオムク(삼진어묵)」などもあります。
ちなみにサンジンオムクは釜山駅店が規模も大きいと大人気!週末など人が多い時にはお待ちも出るほどの人気のようです。
さらに駅周辺とあってちょっとしたスーパーも営業しています。
明洞などの観光地にあるようなマートと少し異なり、地元の人も多く利用する場所であるためラインナップなども少し異なるかもしれません。
駅も見所満載ですので、ぜひ足を運んでみましょう。
世界最大のデパートが見どころのセンタムシティエリア
市場があったりゆったりと過ごせる市民公園があったりと、やはり首都のソウルに比べると釜山は少し落ち着いたイメージ。
かと思いきや、びっくりするほどきらびやかなスポットもあります。そのうちの1つがセンタムシティ。
こちらはソウルでいう江南(カンナム)のような街で、「高層オフィスビル」「高層マンション」「大規模商業施設」などが立ち並んでいます。
センタムシティの目玉はなんといってもデパートの「新世界センタムシティ」です。
新世界百貨店と聞くと、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
こちらはその新世界が持つデパートの1つで、なんと世界最大規模のデパートとしてギネスにも認定されています。
デパート内には700以上の店舗が入店していると言うのですから驚きです。おそらく1日では見て回ることができないでしょう(笑)
「有名ブランド店」「シネコン」「大規模フードコート」などはもちろんのこと、屋上に上がればミニテーマーパークも作られています。
入場料はなし。ただし大きなアトラクションものになると、お金がかかる場合もあります。
こうしてみると友達同士でも、カップルでもファミリーでも楽しめるような施設となっています。
もちろん新世界センタムシティの他にも、おなじみロッテ百貨店や大規模スーパーであるホームプラスなどもセンタムシティで営業しています。
センタムシティエリアで遊ぶ!と決めて2日ほど旅行日程を使うのもおすすめです。なにより規模が大きいので…(笑)
勢いを感じる街でショッピングなどを楽しんでみましょう!
素敵な風景が満喫できる影島(ヨンド)エリア
釜山のおすすめエリアとして最後にご紹介するのは影島です。
こちらは先ほどご紹介した南浦洞からバスで15分ほどいったところにあるエリアです。
ここ影島で一番有名なのは、太宗台です。
太宗台はエリアのことを指し、公園や灯台・遊園地などがあるのですが、中でも展望台から眺める景色は絶景!
さらに天気の良い日は長崎の対馬まで見えると言われています。こうして考えると、本当に日本と韓国って近い国同士なんですね。
灯台は無料で入ることができます。数年前にリニューアルされており、中も綺麗です。
さて、影島の魅力はここだけではありません!その他にもフィンヨウル文化村(흰 여울 문화마을)という村も人気スポットです。
こちらは海沿いの村なのですが、町全体の風景がとっても綺麗なんです。
さらにいくつかフォトスポットも設けられており、インスタ映えな写真を撮って楽しむこともできます。
映画などのロケ地になったこともあり、こうした観光産業にも力を入れているようです。
共有のお手洗いなどもあるので、安心して観光が楽しめます。
展望台で景色を眺めたり海沿いの街で風景を楽しんだりと、ぜひ天気の良い日に出かけたいおすすめスポットです。
釜山だってソウルに負けてない!
韓国のおすすめ観光地の1つである釜山の、おすすめエリアをご紹介しました。
南浦洞などの大きな観光地エリアに行けば、日本語が通じることもありますがソウルに比べれば断然日本語が通じません。
ご紹介した中では東莱などは、なおさら日本語が通じないと思って良いでしょう。しかしその分韓国語で話をしてみたいという方にはおすすめとも言えます。
さらに方言が入るため、聞き取れないこともあるかもしれません…(笑)
しかしこうしたソウルとの違いが感じられるのも釜山の魅力ではないでしょうか。
今度の韓国旅行は釜山にしてみてはいかがですか?