韓国国内に留まらず世界的に人気のあるBTSですが、今度は韓国人歌手として初のグラミー賞ノミネートとなりました。
勢いの止まらないBTS、今回はグラミー賞のどんな部門にノミネートとなったのかなど詳しくお伝えしていきます。
目次
今回のニュースの概要
韓国の歌手としては初めてグラミー賞にノミネートされ、グローバルトップ歌手たちと肩を並べることになった。
韓国歌手初となるグラミー賞ノミネートへ
アメリカの最高権威である音楽授賞式「GRAMMY AWARDS(グラミー賞)」は現地時間で24日、公式ホームページで第63回「グラミーアワード」候補を発表しました。
BTSは今年8月に発売したデジタルシングル「Dynamite(ダイナマイト)」で「ベストポップデュオ/グループパフォーマンス」部門の候補に選ばれたとのことです。
BTSは2019年「グラミー賞」に出席し、1年後にはラッパーのリルナズXと一緒にステージ公演を行い、1年後にはグラミー賞にノミネートされその底力を立証しました。
KPOPアーティストとして初めて「グラミー賞」の壁を破ったBTSのニュースに、「グラミー賞アワード」への関心が集まっています。
グラミー賞とは?
「グラミー賞」は1959年に始まり、全米レコード芸術科学アカデミー(NARAS)が主催するレコード業界最高権威の賞として知られています。
受賞者はレコード業界のメンバーで構成されたアカデミー会員の投票で決定され、アルバム·歌手·編曲·録音·ジャケットデザインなど計43部門で授賞が行われます。
このように「グラミー賞」はすべての要素を把握して候補を決めて授賞するだけに「最高権威」の授賞式と呼ばれていますが、非英語圏の音楽と歌手に排他的だという非難を浴びてきました。
そんな中でこのように韓国歌手のグループがノミネートされるということは、それだけBTSが世界中で注目を浴びているということがわかりますよね。
韓国の評論家たちの反応と受賞の可能性
今まではグラミー賞ノミネートということは夢のまた夢というほどでしたが、今回のBTSのノミネートに韓国のある文化評論家は「これまで他の音楽授賞式では受賞をしてきたが、保守的で権威の高い「グラミーアワード」では候補に上れなかった。候補になったこと自体がかなり意味があることだ。排他的で保守的な最高音楽授賞式がBTSに開かれたといえる。」とコメントを残していました。
また受賞の可能性については「ダイナマイトが全世界的に人気を集めたので、その結果が反映されるのではないかと思う。最近のアメリカの授賞式が有色人種やアジア人、女性に賞を与え、白人中心である非難を脱皮しようとする流れが現われている。 それがずっと続くなら可能だと思う。」ということも語っています。
また韓国のある音楽評論家はBTSのグラミー賞ノミネートを一言で「すごいこと」と表現しました。
「10年前までも韓国の音楽がビルボードやグラミー賞に触れるとは評論家たちさえ想像できなかった」「サイが「江南スタイル」を通じて世界の壁を叩きながら可能性を見せ、今や「聞く音楽」ではなく「見る音楽」に改編されたと言える。2000年前後、韓国音楽界にアイドルシステムが構築され、結果的に言語的な問題さえ克服して「見る音楽」へと発展を遂げた」と説明しました。
「候補に上がったのも初めてのことで、事実上受賞に匹敵する足跡を残したと考えられる」と説明し、「受賞してほしいし、可能性が濃厚だと話したい。もし受賞するとしたら世界中に韓国のアイドル音楽が主流になった瞬間だと思う。」と付け加えました。
またもう一人の文化評論家はBTSのグラミー賞候補入りについて、「KPOPが「マニアの文化」とだけ映し出されたのではなく、アメリカのポップ市場の厚い壁を越える姿を見せてくれた。保守的な授賞式に候補に上がったのは、大衆性と音楽性を同時に認められたこと。」と明らかにしました。
また「ノミネートされたことだけでも韓国大衆音楽史の威厳を証明した」とし「BTSはこれまでの活動で社会、文化的にも大きな影響力と話題性を見せてくれたので十分競争力がある。」と受賞可能性について言及していました。
BTSがノミネートした部門には誰がいる?
BTSがノミネートされた「ベストポップデュオ/グループパフォーマンス」ですが、BTSの他に以下のアーティストがノミネートされています。
・クェイボ(Quavo)
・テイラースイフト(Taylor Swift)
・アリアナグランデ(Ariana Grande)
・レディーガガ(Lady GaGa)
・ボーンイベア(Bon Iver)
・ジェイバルビン(J Balvin)
・ドゥアリーパ(Dua Lipa)
・バッドバニー(Bad Bunny)&タイニー(Tainy)
このような世界的なアーティストの中の仲間入りをしたことも素晴らしいことですが、ぜひグラミー賞での受賞まで期待したいですね!
BTSのメンバーたちのコメント
BTSのメンバーたちは25日所属事務所のビッグヒットエンターテインメントを通じ、「努力が実を結んだようで言葉では表現できないほど嬉しい。不思議で感激的だ。」とし、「候補に挙がることができて期待したい。」と伝えています。
BTSは今月20日ニューアルバム「BE(Deluxe Edition)」を発表しました。
BTSがノミネートされた第63回「グラミーアワード」は2021年1月31日に開催される予定とのことです。
まとめ
今回はBTSが来年開催されるグラミー賞にノミネートされたというニュースをお伝えしてきました。
グラミー賞にノミネートしたということでも素晴らしいことではありますが、ぜひグラミー賞のノミネートだけでなく受賞を期待したいですね!