こんにちは!韓国在住子育て中ママのゆんです。
日本にも多くのファンがいて人気のあった韓国ファッションブランド「imvely(イムブリー)」、去年カビ問題やパクリ問題などさまざまな問題によって炎上してしまいました。
イムブリーは韓国でも日本でも多くのファンがいて大成功をおさめましたが、問題によって大転落。
そんな炎上の過去をもつ「imvely(イムブリー)」、現在はどのような状況になっているのか詳しくお伝えしていきたいと思います。
目次
imvely(イムブリー)とは?
まずは「imvely(イムブリー)」というブランドについて。「imvely(イムブリー)」は韓国発のファッションブランドです。
もともとはファッション通販サイトからスタートしたブランドですが、オフライン店舗なども出来てどんどん大きくなっていったブランドです。
2018年には東京新宿にある「新宿ルミネ2」にもオフライン店舗をオープンし、多くのイムブリーファンたちが訪れて話題にもなりました。
コスメブランドも展開
韓国のファッションブランドと聞くと韓国だけでなく海外でも人気のある「スタイルナンダ」などのファッションブランドをイメージするかと思います。
その「スタイルナンダ」にもコスメブランド「3ce」があるように、「imvely(イムブリー)」もコスメブランド「VERY VERY(ブリーブリー)」を展開しています。
人気の理由はオーナー?
この「imvely(イムブリー)」ですが、ブランドとして人気が出た理由の一つがオーナーと言われています。
「imvely(イムブリー)」のオーナーは、人気インフルエンサーであるイムジヒョンという女性が務めていました。
「imvely(イムブリー)」のブランドを手掛けながら母として1児の子供を育て、仕事と家庭を両立しているカッコいい女性として多くの女性から憧れられていました。
そのため彼女が着た商品などはすぐに売り切れてしまうほどの人気でした。
imvelyはどんな問題があった?
韓国だけでなく海外でもファンが多く人気のあった「imvely(イムブリー)」でしたが、いくつかの問題によって今までの大成功が大転落となってしまいます。
「imvely(イムブリー)」が起こしてしまった問題については以下の通りです。
・高級ブランドのカバンに似たトートバッグを販売
・サイト上の写真と実際に販売した商品がちがっていた
・シャワーフィルターを使った子供が皮膚病になった
・イムブリーで販売されていたものが他のサイトやダイソーでもっと安く販売されていた
これ以外にも小さな問題はいくかあったそうですが、話題になった大きな問題はこのようなものです。
この中でも一番問題になり話題にもなってしまったのが、「かぼちゃジュースカビ問題」。
「かぼちゃジュース」はイムブリーの代表的な商品であって、イムブリー代表であるイムジヒョンが妊娠中に浮腫を解消するために実際に飲んでいたこということもあって、とっても人気のある商品でした。
大人気でかぼちゃの生産も追いつかなくなるほどであった「かぼちゃジュース」ですが、2019年4月に購入した消費者が「かぼちゃジュースの容器にカビのようなものが生えている」ということを写真とともにアップしたことから問題が発覚しました。
商品にカビが生えていたということだけでも大きな問題なのですが、これをより大きな問題にさせてしまったのがイムブリー側の対応の不十分さでした。
この消費者は返品をする為にカスタマーサービスに連絡をし、「この黒いものは何なのか、なんでこんな風になっているのかを知りたい」ということを伝え、後ほど確認して連絡して欲しいとしました。
購入者は成分の検査のために問題のかぼちゃジュースにもう1度蓋をしてイムブリーに送ったそうですが、イムブリー側からは1カ月経っても連絡がなかったんだそう。
結局この消費者は返金処理をしてもらえたとのことですが、初めからしっかりとした対応をしていれば大きな炎上は起こらなかったのではとも言われています。
また代表であったイムジヒョンがこのかぼちゃジュースについて、共同開発した会社が製造と流通の管理をしていると発言したことから、「責任逃れの発言なのでは?」とより炎上してしまったということもありました。
新宿ルミネ店の閉店の原因
新宿ルミネ2店は2018年9月にオープンしましたが、残念ながら現在は閉店しています。
多くのファンに愛されていた新宿にあるイムブリーでしたが、開店してから1年も経たない2019年7月に閉店してしまいます。
さまざまな問題があって炎上してしまったイムブリーですが、この炎上が日本の店舗の原因なのでしょうか。
イムブリーのサイトに日本の店舗の閉店についての案内はありましたが、閉店の原因などについては触れられていませんでした。
イムブリーの大きな問題となった「かぼちゃジュース」の問題が2019年4月頃に明らかになったので原因ははっきり分かりませんが、何かしらの影響があったのは間違いなさそうです。
imvely(イムブリー)の現在
さまざまな問題によって信頼を失ってしまったイムブリーですが、韓国のネットのニュースにこのような記事がありました。
「4月16日金融監督院(金監院)の電子公示システムによると、ブガンエフアンドシーは昨年の売上が前年同期比53.3%激減した453億ウォンに止まった。一時は1000億ウォンに迫ったが、半分になってしまった。」
「また営業利益も赤字転換となった。18年に100億ウォン程度を記録した営業利益は昨年急落、131億8500万ウォンの損失を記録し、純利益も18年の69億ウォンから昨年は185億ウォンの損失へと転じた。」
「ブガンエフアンドシーはイムジヒョン常務を経営の一線から外し、専門経営者体制を導入するなどの刷新案を打ち出したが、業績への打撃は避けられなかった。 またイム常務が十分な自粛の時間を持たず、オンラインインフルエンサー活動を直ちに再開するような姿に批判もあった。」
「かぼちゃジュース」問題を始めとするさまざまな問題を起こし、多くの人からの信頼も失ってしまったことからイムブリーの経営の状況は難しい状況にあるようです。
韓国のサイトのイムブリーは今でも運営をしていますし、イムジヒョンもモデルとして活動もしています。
イムブリーは失った信頼を取り戻せるのか
今回は去年「かぼちゃジュース」をはじめとしたさまざまな問題によって炎上してしまったイムブリーの問題、日本の店舗の閉店について、イムブリーの現在についてなどまとめてみました。
一度失った信頼を取り戻すのには並大抵の努力では難しいかとは思いますが、これからイムブリーやイムジヒョン氏がどのような活動をしていくのか気になるところです。