こんにちは、韓国留学中のあやです。日本から距離が近い、お隣の国韓国!
そんな韓国では日本に似ている部分もあれば、違う部分もたくさん。
とくにトイレ事情は日本とは全然違います!
そこで今回はホテルではトイレットペーパーを流していいのか、またウォシュレットはあるのかなど韓国トイレ事情をまとめてご紹介します。
目次
韓国と日本のトイレは違う?
変化してきた韓国のトイレ事情
韓国のトイレと聞くとこんな噂を聞いたことはないでしょうか?
「トイレでは紙は流せない」「トイレに設置されたゴミ箱に捨てるから韓国のトイレって臭くて汚い」
この噂は正直、半分本当で半分嘘といった感じです(笑)
韓国のトイレはつい数年前まで確かに紙を流すことができず、トイレ内に設置されたゴミ箱に捨てることが主流でした。
しかし最近では変化があり、地下鉄の構内やデパートなどではトイレ内のゴミ箱が消え、紙を流すよう促す張り紙がなされるようになりました。
韓国のトイレでは紙は流せない、という噂は嘘になりつつあるのです。
紙を流せなかった原因
これに関しては諸説あります。韓国国内で言われているのは、トイレットペーパーの改善です。
昔に比べ紙の質が上がったため、トイレに流しても詰まるということが少なくなりました。
ネットでの情報ではありますが、その昔は新聞紙と同レベルのトイレットペーパーを使っていたのだとか…そりゃ詰まるはずです。
しかしこうしたトイレットペーパーの改善など状況の変化を受けて、2018年からは「公衆トイレにはゴミ箱を置かない」という法律も作られ、現在実施が進んでいる最中です。
そのため確かに韓国の地下鉄などの公衆トイレではゴミ箱を見ることが少なくなりました。
一方海外で言われている、韓国のトイレで紙が流せない主な理由は「水圧の弱さ」「トイレの排水管の細さ」などです。
韓国では言われていないこともいろいろと書かれています。
これに関してはいろいろな原因説があり、現時点では明確なものがどれかわかりません。
お店では紙が流せないことも…
トイレ内ゴミ箱は姿を消しつつあるとご紹介しましたが、全てゴミ箱がなくなったわけではありません。
地下鉄のトイレを始め、ロッテデパートなどの高級百貨店などでは姿を消しつつあるゴミ箱ですが、街中にあるカフェやお店のトイレなどではまだまだトイレ内にゴミ箱を見かけることがあります。
一番最初に韓国トイレにまつわる噂が半分本当と言った理由がこれです。
ではなぜ国がゴミ箱無しを推進しているのに、街中では見かけるのでしょうか?
これに関しては推測ですが…おそらく紙を流せることは流せるのですが、多めに流すと詰まってしまうのではないかと思います。
また韓国人の友人の見解は「お店の設備が古いところでは流す力が弱いトイレもあり、簡単に詰まってしまう」というものでした。
そのためトイレ内にゴミ箱が設置されていたり、紙を流さないようにと張り紙など貼られている時には、指示に従ってトイレに紙を流さずゴミ箱に捨てた方が良いでしょう。
流して良い?ダメ?知っておくと便利な韓国語!
トイレに紙を流して「オーケー」「ダメ」と張り紙があったとしても、韓国語で書かれていて結局どうすればいいのかわからない…そんな時に役立つ韓国語を押さえておきましょう!
화장실 | ファジャンシル | トイレ |
휴지통 | ヒュジトン | トイレ内に置かれているゴミ箱のこと |
막힙니다/막혀요 | マッキムニダ/マッキョヨ | どちらも「詰まります」という意味 ※この文字が書かれていたら「流しちゃダメなのか…」と疑ったほうが良いでしょう |
변기 | ビョンキ | 便器 |
버려주세요 | ボリョジュセヨ | 「捨ててください」という意味 ※よく「휴지통에 버려주세요/변기 안에 버려주세요(ゴミ箱に捨ててください/便器の中に捨ててください)」などの文言で使われています |
ではこれらの韓国語を合わせて、韓国のトイレでよく見かけるフレーズを見ていきましょう。
意味:紙がよく詰まります T_T 紙はゴミ箱に捨ててください
この「ㅠㅠ」のマークはかなりの高確率で書かれています。店員さんたちのトイレ掃除の苦労を伝えるためかと思います(笑)
意味:ゴミ箱のないトイレ 紙は便器に捨ててください
これは地下鉄などの公衆トイレでよく見かけます。
この「ゴミ箱のないトイレ」というのが、韓国が掲げているスローガンのようです。
法の対象場所になっているということもあり、こうした意識改善を呼びかけるものが多く貼られています。
張り紙はチェック必須!
トイレに入ると大体は扉部分にこうした張り紙がつけられています。
ゴミ箱が置かれていたら察しがつく部分もありますが、一応どのように書かれているか内容を確認すると良いでしょう。
ホテルのトイレ事情は?
ホテルはまず安心してOK!
公衆トイレは街中のトイレは紙を心配なく流せるところと、少し気をつけなければならないところがあることがわかりましたが、ホテルはどうでしょうか?
ホテルと一口に言ってもいろいろな形態がありますが、まず明洞や東大門にあるような一般的なホテルは紙を流せると思って大丈夫です。
よっぽど古いホテルとなれば別かもしれませんが…5年ほど前に釜山のちょっぴり古いホテルに泊まったときは「ペーパーを流さないで」という案内がトイレに付けられていました(笑)
しかしそれ以外でこうした案内を見かけたことはありません。
特に2018年の平昌オリンピック前にはかなりトイレ関連も整備が整ったかと思われます。
ゲストハウスなどは注意
宿泊施設の中でも比較的リーズナブルなゲストハウスのトイレは少し注意が必要かもしれません。
特に部屋に設置されておらず、フロア共同で使うトイレという場合には設備があまり整っていない確率が高いです。
料金が安い分、ゲストハウスなどではこうした設備が落ちるかもしれないということを頭に入れておきましょう。
高級ホテルであればウォシュレットも完備
また日本ではかなり普及してきたウォシュレットですが、こちらもある程度のランクのホテルであれば完備されていることがほとんどです。
全てのホテルではありませんが、エクスペディアなどの格安予約サイトの客室設備の部分を見ると「ビデ」などと記載があり、ウォシュレット付きなのかということがチェックできます。
またホテルの口コミも有力な情報の1つです。
滞在中も「ホテルはウォシュレット付きが良い!」という方は、こうした備考欄の部分もしっかりとチェックすると役に立つでしょう。
張り紙を見て確認!
韓国のトイレ事情についてご紹介しました。基本韓国のトイレでは紙を流してもオーケーです。
ただし紙の量に気をつけること、そして場所によっては流すことをやめてほしいとお願いしているところもあるため、そうしたトイレではきちんと従って設置されているゴミ箱を使いましょう。
先ほどの韓国語も頭にちょっぴり入れておけば、心配も無用です!
韓国の若者の間では「先進国なのにトイレにゴミ箱があるのはちょっと恥ずかしい」という意見も多いそうで、これから韓国のトイレはもつと様変わりするのではないかなと個人的には思っています。
韓国のトイレ全部がはやく綺麗になりますように〜(笑)