こんにちは、韓国留学中のあやです。
オリンピックを前に日本でもキャッシュレスの波がやってきています。
「LINEペイ」「ペイペイ」「メルペイ」などいろいろありますが、キャッシュレス先進国とも言える韓国ではどのようなサービスが人気なのでしょうか?
韓国もさまざまなサービスがありますが、今回はカカオペイについて。カカオトークから生まれたキャッシュレスサービスですが、外国人(日本人)も使うことができるのでしょうか?
カカオペイとはどんなものなのか、また使い方や送金方法をまとめてご紹介します。
目次
送金に便利な『カカオペイ』
支払いも送金もカカオペイ1つで!
ソウルの街中などを歩いていると、よく目にする黄色のカカオペイのマーク。
これがついていると「カカオペイが使えますよ〜」という目印なのですが、カカオペイとはどのようなものなのでしょうか?
カカオペイとはSNSアプリがリリースしたデジタルウォレットサービスです。
加盟店でのお買い物支払いやお友達との割り勘も1ウォン単位からOK!さらには電気やガス料金といった公共料金の支払いもカカオペイでOKなんです。
ちなみに韓国のコンビニはほぼほぼカカオペイ対応。ちょっとした買い物などもピッとスマホ1つで簡単決済できます。
カードが可愛すぎる!
こうしたキャッシュレスサービスと聞くとスマホ1つで便利!というのが特徴の1つ。
もちろんカカオペイもスマホがあればサービスは利用できるのですが、実は希望すれば専用のカードを作ることができます。
注目すべきはカードのデザイン。カカオペイとあって、カカオフレンズのかわいいカードをもらうことができます。
カカオペイのメニューから「ペイカード」というページを見ると、カードのデザインを確認も可能。現在は可愛らしいライアンデザインとなっています!
カカオペイ機能だけのものと、マイレージ機能などが付帯した2種類が作られています。
外国人(日本人)は登録できない?
外国人登録証があればOK?
カードも可愛らしいカカオペイですが、韓国人以外でも利用ができるのでしょうか?
答えはイェスともノーとも言えます、というのもカカオペイを使うためには以下のものが必要となるからです。
必須なのは条件・ものはコレ!
- 外国人登録証
- 韓国の銀行口座(自分名義のもの)
- 韓国の携帯番号
- 年齢満14歳以上
以上の条件のため、韓国在住でない方はほぼ作るのが不可能と言えます…。
留学中など韓国在住の方は外国人登録証を手に入れれば、ほぼほぼ申請可能と考えてOKでしょう。
自国の携帯番号がないと使えないというのは、日本のLINEペイでも同じ仕様と言えます。早くこの2つが相互利用できるようになることを祈っています(笑)
登録方法と使い方
カカオペイの登録
では実際にカカオペイを登録していきましょう。
カカオペイはアプリ「カカオトーク」の中で利用することができます。他アプリのダウンロードは不要です。
2.認証画面に進み、「名前」「銀行口座」「住民番号」などを登録します。(銀行口座の連結でカカオ側から最初に1ウォンが振り込まれるので、登録を進めているカカオペイの方で振込主の名前の入力をすると本人確認完了となります)
3.その他認証番号の確認もします。(こちらは自動音声の電話で伝えられるランダムの認証番号を入力すればOKです)
4.最後にカカオペイで使う暗証番号を作って入力します。(カカオペイで送金や支払いなどをする際にこの暗証番号が必要となります)
ここまでの段階をクリアすれば、無事カカオペイの登録完了です!こうして見るとセキュリティはかなりしっかりとしている印象です。
チャージの仕方
登録が完了したら、実際に残高をチャージしてカカオペイを使ってみましょう!
カカオペイのチャージ(춘전)というところを押すと、チャージ画面に切り替わります。
チャージ額を決めて次の段階に進むと先ほど登録した暗証番号の入力画面になるので、暗証番号を入力すれば無事チャージの完了です。
ちなみにチャージできる金額は最低単位が決まっており、チャージは10,000ウォンから可能です。またチャージしたお金は「その他」を開くと、カカオペイの部分に残高として表示されるようになります。
チャージは必要なし?!
ちなみになのですが、カカオペイは銀行口座と連結されているので銀行に残高さえあれば、わざわざチャージをしなくとも利用可能です。
例えばカカオペイに残高が5,000ウォン残っている状態で10,000ウォンの買い物をしたとします。
この場合不足分が自動で銀行口座からチャージされ、チャージをしなくともそのまま決済可能!
ですが先ほどご紹介した通り最低チャージ額が10,000ウォンのため、この場合も最低金額の10,000ウォンが自動チャージされ、買い物後の残高は再び5,000ウォンとなるわけです。
カカオの友達・銀行口座にも送金OK!
ラインペイと同じように、カカオペイもカカオトークで繋がっている友達に送金可能です。
ただしカカオトークで繋がっている友達に送金する際には、送る相手もカカオペイを登録していなければなりません。
送金する際は1ウォン単位からの指定が可能で、手数料も無料です。
またカカオトーク内での送金だけでなく、韓国の銀行口座にも送金することができます。
1ウォン単位から指定が可能ですが、銀行口座に送金する場合は手数料が月10回まで無料となっています。
指紋や顔認証でセキュリティも安心
ここまでカカオペイ便利!とご紹介してきましたが、「銀行口座と連結していると、万が一の時にどんどん使われそう…。」「海外で使うのに暗証番号だけじゃ不安…。」という方もいらっしゃるかと思います。
カカオペイの暗証番号は6ケタで、お金を動かす際には都度入力する必要がありますが、この暗証番号だけでは不安という方は指紋認証や顔認証も使うのも1つの手です。
少し前までは番号認証だけだったのですが、この度指紋や顔認証がカカオペイで使えるようになりました。
番号だと不安という方は、よりセキュリティ性の高い別の認証を使ってみるのもおすすめです。
日本から送金は可能?
日本からも可能!
ここまで詳しく紹介してきたカカオペイですが、一時帰国などで日本にいても送金は可能だそうです!
おそらく支払いでの利用もできるかと思うのですが、現在日本ではカカオペイが使える店舗が無いので、早くLINEと相互利用できるように待つのみです…(笑)
チャージ金を再び口座へ!
なんとカカオペイはチャージ済みの残高を銀行口座に戻すことも可能です。
私事ですが先日一時帰国した際に銀行口座をほぼゼロにしたのですが、帰国した後スマホの引き落としがあることを思い出し焦りました…。
しかしそんな時味方になってくれたのがカカオペイ!スマホの引き落とし額ほどはチャージ残高として残っていたので、日本から無事にカカオペイの残高を銀行口座に戻して事なきを得ました。
カカオペイに残高が無かったらどうなっていたことやら…(笑)
韓国在住の強い味方!カカオペイ
韓国では使えると便利なカカオペイについてご紹介しました。現時点では外国人登録証や韓国の携帯番号が必要なため、旅行のために登録するのは厳しいようです。
しかし韓国に住んでおり登録に必要なものが全て揃う!ということであれば、使わない手は無し!
私自身も使っていますが、お友達とのご飯の割り勘や電気代の払込など、かなり重宝しています。韓国に住んでいらっしゃる方はぜひカカオペイを利用してみてくださいね!