アンニョンハセヨ!韓国在住のゆんです。
韓国に旅行や長期滞在するうえで知っておきたい「ビザ」の問題。
そこで今回は韓国旅行や留学・結婚・仕事などで必要な、韓国ビザの種類について詳しく説明していきたいと思います。
韓国滞在する予定がある人なら知っておきたい内容なので、ぜひチェックしておきましょう!
目次
一番知りたい韓国「観光ビザ(ノービザ)」
まずは韓国に行く人なら知っておきたい韓国の「観光ビザ(ノービザ)」について、詳しく紹介しておきたいと思います。
韓国を訪問する日本人は基本的に90日間以内の滞在であれば、ビザを申請せずにパスポートだけで韓国に入国することができます。
日本人というのは「日本のパスポートを持っている人」という定義で、日本人でも日本のパスポートを持っていなければ適用されません。
ただしここで注意しておきたいのは、滞在の目的によっては日数にかかわらずビザが必要になるということ。
ノービザで韓国に入国できる日本のパスポートを持っている人は、「観光」「商用」「会議参加」「親戚訪問」などの目的とされています。
「就業」や「営利活動」をする予定のある人は、必ずビザが必要になるので注意が必要です。
留学やワーホリに関するビザ
ほとんどの人が韓国に入国するときに観光で入国するかと思いますが、語学研修や留学なども多いかと思います。
語学研修や留学、ワーホリに必要なビザは以下の通りです。
『一般研修(D-4ビザ)』
D-4ビザは「語学留学」を目的としたビザです。観光ではなく、語学研修が主な目的とされています。
また91日以上必ず滞在するという人は、このビザが必要とされています。
語学留学として通う場所は大学付属の語学堂・国公立の教育機関・民間の語学学校などとされています。
延長手続きは韓国ですることができて、最長2年間韓国に滞在することができます。
『留学ビザ(D-2ビザ)』
D-2ビザもD-4ビザと似ていて、学業を目的としているビザです。
このビザも91日以上の滞在の場合とされており、韓国の専門学校・大学・大学院に留学する場合や、日本の大学から交換留学生として韓国に行く場合はこのビザが必要となります。
実際には学校側でビザの手続きをしてくれることが多いので、学校側に確認が必要です。
『ワーキングホリデービザ(H-1ビザ)』
日本でも多くの人が申請しているワーキングホリデーのビザ。
ワーキングホリデービザは最長1年間韓国に滞在することができ、韓国の文化などを体験、また休暇を楽しみながらアルバイトや語学学習もできるというビザです。
こちらのビザ、注意しないといけないのが、18才から30才までという年齢制限があること!
また扶養家族が同行しないことも条件になっています。
そしてワーキングホリデーとは観光や文化体験が主旨とされているので、仕事をメインとすることもできませんし、日本語教師などを仕事としてはできないこととなっています。
ワーキングホリデービザは、基本的に1度だけしか申請ができないのも特徴となっています。
韓国人と結婚するともらえるビザ
ここからは韓国人と結婚する予定のある人がチェックしたいビザ。
わたしも韓国人と結婚して、以下のビザを申請して韓国に滞在しています。
結婚となると申請するときに必要な書類なども多くなり少し大変ではありますが、基本的に業者に頼まなくても自分たちで申請をすることができます。
『結婚移民ビザ(F-6ビザ)』
韓国人と結婚をして韓国に住む人は、このF-6ビザが必要になります。
このF-6ビザは、韓国で仕事をすることも可能とされています。
書類の準備が大変なF-6ビザですが、申請する際には基本的な韓国語ができないと許可がおりないように最近なってしまいました。
原因としては韓国で国際結婚を斡旋する業者を利用して結婚した人たちが、韓国語ができないことからコミュニケーションが取れない。
また経済的に家族を扶養できないような国際結婚家庭で、家庭内暴力があったりと問題が多くあったからとのこと。
TOPIKなかで一番簡単な級である1級があればOKとのことなので、結婚を考えている方は取得をおすすめします。
ただしすでに夫婦の間に子どもがいたり、韓国に1年以上住んでいたりしていた場合は例外もあるそうです。
『永住ビザ(F-5ビザ)』
「F-6(結婚移民)ビザ」で2年以上韓国に滞在している人が申請することのできるビザ。
F-6ビザだと数年に一度更新をしなければならないのですが、永住ビザであるF-5ビザの場合は、10年に1度だけ更新となっています。
またF-6ビザも一緒ですが様々な「契約(会社/銀行/不動産/携帯など)」もできます。
また滞在3年以上の永住ビザ保有者という条件付きですが、地方選挙権が付与されるそうです。
就業に関するビザ
ここからは就業に関するビザについて詳しくまとめていきたいと思います。
今まで紹介してきたビザとは違って、基本的に業者や会社で準備してくれることがほとんどですが、このような種類のビザがあるということを知っておきましょう!
会話指導(日本語教師) E-2ビザ
研究 E-3ビザ
技術指導 E-4ビザ
専門職業 E-5ビザ
芸術興行 E-6ビザ
特定活動 E-7ビザ
上記のような就業に関するビザがあります。
よく申請されるものは日本語教師として韓国で就業するE-2ビザと、韓国の企業に韓国現地で就職するE-7ビザかと思います。
こちらで紹介した就業に関するビザは韓国の企業が申請するのが基本的ですが、なかなか簡単にビザが下りないのが現実だそう。
韓国人ではなく外国人を採用しないといけない理由を、韓国の会社側が立証しないといけないそうです。
韓国は現在も就職難なので、その影響もあるかもしれませんね。
事業に関するビザ
ここからは事業に関するビザについて詳しくまとめていきたいと思います。
こちらも就業に関するビザと同じく、会社などで準備してくれることが多くあるかと思いますので参考程度に見ておきましょう。
企業投資 D-8ビザ
貿易経営 D-9ビザ
事業に関するビザは上記の通りです。日本人でよく取るのは、駐在ビザかと思います。
こちらは必ず会社側で準備してくれるので、会社に確認しましょう。
その他のビザ
その他のビザとして新しくできたビザや日本国籍を取得した在日韓国人に関するビザもあるので紹介します。
『在外同胞(F-4ビザ)』
こちらは日本国籍をもつ在日韓国人が、取得することのできるビザ。
韓国の国籍を持っていた人、両親・祖父母が以前韓国国籍を所有していた人も当てはまります。
またこのビザを取得すると、選挙権以外で就業や契約などほとんどが可能になります。
『居住(F-2ビザ)』
居住ビザとは、韓国に1年以上居住した外国人が申請することができるビザ。
旅行などの滞在はカウントされず、留学ビザや就業ビザで韓国に滞在していた人が対象となります。
また居住ビザは点数制になっていて、100点中80点以上であれば取得できることになっています。
点数の項目は、「年齢」「学歴」「年俸」「韓国語能力」「犯罪歴」などさまざまです。
自分が必要なビザを確認しておこう!
韓国に旅行に行く時には基本的には必要のないビザなので、気にしたことがないかと思います。
しかし留学や就業、結婚となると必ず必要になるビザたちです。
留学の予定がある人や結婚の予定がある人は、ぜひ前もってどんなビザがあって何が自分に必要なのがチェックしておきましょう!