こんにちは、韓国留学中のあやです。
毎年年末に放送されるKBS演技大賞(ドラマアワード)、その1年一番注目を集めたドラマが表彰される注目の人気番組です。
今回は2005年から2018年までのKBS演技大賞(KBSドラマアワード)を徹底調査!大賞を受賞した俳優が出演したドラマをまとめてご紹介します。
目次
KBS演技大賞2005:キムミョンミン
「不滅の李舜臣」
舞台は1500年代。当時朝鮮半島への侵略を考えていた豊臣秀吉ですが、ある名将によってその夢は阻まれます。
その名将の名は李舜臣。自分の命を狙おうとする日本軍、果たして李舜臣は国を守ることができるのでしょうか?
一見すると日本ウケがよくなさそうな作品ですが、放送当時は韓国の時代劇好きだけでなく、日本の大河ドラマファンも虜にしました。
もちろんキムミョンミンは主演で李舜臣を演じています。日本とはまた異なる視点で描かれた李舜臣の一生をぜひご覧ください。
KBS演技大賞2006:ハジウォン
「ファン・ジニ」
両班の父と妓生の母との間に生まれた少女ファンジニ。
自分と同じ道を歩ませないようにと母親は寺にチニを預けるなどしますが、チニの舞踊の天賦の才能が開花。やがて母と同じく妓生として生きることを決意します。
ライバル妓生との争い、そして自分に想いを寄せる人々との悲しい恋…チニの一生を描いた作品です。
ハジウォンはこの作品でファンジニを熱演!元々アクションで定評がありましたが、演技力もやはり素晴らしいと世に知らしめる名作となりました。
KBS演技大賞2007:チェスジョン
「大祚榮(テジョヨン)」
テジョヨンは奴婢として育ったものの、武術や学問を学び立派に成長しました。
のちに唐の侵略により戦地となってしまった高句麗を救うために、テジョンヨンは立ち上がりますが…。
自らのピンチを救ってくれた女性チョリンとの恋や恋敵ヘゴとの戦い、そして高句麗を失いながらも新しい国を建国…とテジョヨンの一生を描いたドラマです。
英雄としても知られるテジョヨンをチェスジョンが見事に演じています。
KBS演技大賞2008:キムヘジャ
「母さんに角が生えた」
主人公ハンジャは3人の子どもを育てるお母さん。ある時子どもたちがあーだこーだありながらも結婚をして独り立ち。
これまで家族のために全てを捧げてきたハンジャには「これからはお母さんじゃなくて一人の女性ハンジャとして生きていきたい!」という野望がありました。
ハンジャは1年間の休暇をもらうと宣言。家族の猛反対に合いますが、自分がこれまでにしたかったことを色々と体験していくのでした。
よくある家族のドタバタ劇でありながらも、どこかホッと心が温まるようなファミリードラマになっています。キムヘジャはパワフルなハンジャを演じています。
KBS演技大賞2009:イビョンホン
「IRIS-アイリス-」
韓国国家安全局の最高要員として活動するヒョンジュン。元々特殊部隊出身ということもあり、要員としても素晴らしい活躍をしていました。
ヒョンジュンは幼い頃に家族を亡くし、両親の記憶がないという悲しい過去を持っていますが、大親友のサウや恋人スンヒに支えられながら仕事をこなしていました。
仕事もプライベートも順調かに思えたヒョンジュンですが、ある日彼に北朝鮮最高人民会議委員長の暗殺命令が!
難易度トップレベルの任務をヒョンジュンは無事に終えることができるのでしょうか?
莫大な制作費をかけて作られた超大作!イビョンホンはヒョンジュンとして完璧な演技とスタントをこなしました。ちなみにシーズン2も制作されています。
KBS演技大賞2010:チャンヒョク
「チュノ」
両班の家庭に生まれたものの、初恋の人オンニョンを探し求めるうちに奴婢を追うチュノ(推奴)となったテギル。
一方ある人をかばうために逃亡奴婢となった元名武将のテハ。2人が出会った時、運命の歯車が大きく動き始めます。
果たしてテギルはオンニョンを見つけ出すことができるのでしょうか?
歴史ドラマでは珍しく奴婢にスポットを当てたドラマで、韓国では平均視聴率32パーセントを記録しました。
アクションはほぼノースタント!チャンヒョク渾身のアクションシーンにも注目です。
KBS演技大賞2011:シンハギュン
「ブレイン 愛と野望」
脳神経外科で専任医を務めるガンフン。完璧主義者で野心家な彼にとっては、務める大学病院で准教授になることが第一目的!
しかしそのせいで患者のことを二の次にしてしまうこともしばしば…これをよく思わない周りのキム教授や専攻医のジヘ。
1つの大学病院の中で巻き起こる権力争いと人々の苦悩、葛藤。ガンフンは自身の野望を叶えることができるのでしょうか?
野心に復讐心も加わり苦悩するという主人公をシンハギュンが熱演しています。
KBS演技大賞2012:キムナムジュ
「棚ぼたのあなた」
姑との確執、旦那家族との付き合いなどなど…結婚することで経験する「嫁としての苦労」というものを味わいたくない主人公ユニ。
そんなユニの夢は「実家がない男」と結婚すること!そしてユニは孤児でありアメリカに養子に出されていたテリーと結婚し、見事夢を叶えてめでたし…かと思いきや!
なんとテリーの実の親が発覚。しかも今住んでいる家の大家夫婦というではありませんか!
幸せから一転、嫁としての苦労を味わうことになったユニ、果たして結婚生活はどうなってしまうのでしょうか?
韓国では最高視聴率45.3パーセントを記録。キムナムジュ演じる「きっぱりと断れる嫁」に注目です。
KBS演技大賞2013:キムヘス
「オフィスの女王」
正社員よりも仕事をこなし、3ヶ月という契約期間が終われば颯爽と姿を消す、自発的契約社員ことミスキム。
ある時いつも通り契約社員として務めることになった会社で「契約社員なんてどうせアルバイトでしょ?」という、ミスキムとしては聞き捨てならない考えを持つ正社員ギュジクに出会います。
事あるごとに衝突するミスキムとギュジク。しかし一緒に時間を過ごしていくにつれてだんだんを恋心が芽生えていきます。
3ヶ月という限られた時間、果たして2人の恋の行方は?
頼れるのは自分自身という、強いヒロインを演じたキムヘスに女性視聴者の共感が多く寄せられた人気ドラマです。
KBS演技大賞2014:ユドングン
「鄭道伝(チョンドジョン)」
高麗時代、優秀な学士であったチョンドジョン。しかし世は権力者によって支配され、ドジョンもやがて島流しとなってしまいます。
どうにかして民も潤う国を建てたいと思ったドジョンは名将ソンゲの元へ。これが運命の出会いだったのです。
朝鮮王朝の建国者と言われる太祖(テジョ)ことソンゲ。そのソンゲの側にはいつもドジョンの支えがあったのです。
のちに年百年も続く朝鮮王国を作り上げたドジョンとソンゲの物語です。
「家族なのにどうして〜ボクらの恋日記〜」
主人公ダルボンは3人兄弟の末っ子。
超エリートの兄、姉とは異なり就活浪人生として生活していたダルボンの前に、12年前に結婚を約束したと言う女性ソウルがやってきて家で同居をすることに!
そこにソウルを慕うライバルも出てきて一家はパニック!果たしてダルボンとソウルの恋の行方はいかに?
「家族なのにどうして」では主人公ダルボンの父親役スンボンを演じました。脇役でありながらも圧倒的な存在感と演技力で高視聴率の支えとなりました。
KBS演技大賞2015:コドゥシム/キムスヒョン
「お願い、ママ」
会社員の娘ジネと総菜屋を切り盛りする母サノクはいつも喧嘩ばかり。
長男ばかりを溺愛するサノクにジネはうんざりし、仕事で成功し家を出ていくことばかりを考えていました。
ある日ジネは貧乏建築家のフンジェと恋仲に。しかしそのフンジェが自分務める会社社長の愛息子と判明!事態は大きく展開していくのでした。
娘となかなか相容れない母を演じたのはコドゥシム。家族の行方を見守りたいという視聴者の心掴み、ドラマは最高視聴率38.2パーセントを記録しました。
「プロデューサー」
KBSの新人プロデューサーとして入社したスンチャン。しかし入社早々先輩プロデューサーから目をつけられてしまい前途多難です。
実は恋焦がれる先輩がいるからという理由からKBSに入社を決めたスンチャン、しかし先輩にはジュンモという想い人が…。
なんやかんやで三角関係に発展し、人気歌手シンディまで入ってきて謎の四角関係に!?果たしてみんなの恋の行方は?
スンチャン役を演じたキムスヒョン。代表作「星から来たあなた」から約1年3ヶ月というブランクを感じさせない見事を演技を披露しました。
KBS演技大賞2016:ソンジュンギ/ソン・ヘギョ
「太陽の末裔」
ひょんな事から出会った軍人のシジンと医者のモヨン、そこでシジンはモヨンに一目惚れ!自身が軍人であると明かしながら積極的にアプローチをします。
その後軍人であるがゆえシジンの任務によって2人は離れ離れに…。しかし2人は韓国を離れ海外の紛争地帯で運命の再会、2人は今度こそ結ばれるのでしょうか?
ソンジュンギとソンヘギョが結婚するきっかけともなった「太陽の末裔」。結局は離婚してしまいましたが…2人の熱演ぶりは一見の価値ありです!
KBS演技大賞2017:キムヨンチョル/チョンホジン
「お父さんが変」
食堂を経営するピョンハンス家。妻と一男三女の子どもに囲まれて幸せな毎日を送っていました。
そんな中人気俳優アンジュンヒが、いきなり訪ねてきて自分も息子であると言うではありませんか!父親ハンスに隠された秘密とは?
キムヨンチョルは一家の大黒柱ハンス役を演じました。最高視聴率36パーセント超えを記録したヒット作です。
「黄金色の私の人生」
正社員を夢見て働く主人公ジアン。しかしある時ヘソングループの御曹司ドギョンと接触事故を起こし、正社員の夢も立たれてしまうことに…。
落ち込んでいたジアンでしたが、なんと自分が25年前に行方不明となったヘソングループの娘ウンソクであるという衝撃の事実を母親から聞かされます。
腹をくくり財閥の娘として生きていくことを決めたジアン。ドギョンとは突然兄弟となり、衝突しながらもだんだんと互いを理解していくようになります。しかしそんな中また別の秘密が明らかとなり?!
チョンホジンは主人公ジアンの父親、テスを演じました。胸熱くなるヒューマンドラマで最高視聴率は47.5パーセントと驚異の数字を記録しています。
KBS演技大賞2018:キムミョンミン/ユドングン
「私たちが出会った奇跡」
家庭を顧みず、浮気中のエリート銀行員ヒョンチョル(A)。一方で平凡ながらも幸せな家庭を築く中華料理店店主ヒョンチョル(B)。
2人は時を同じくして事故に遭い意識不明になってしまいます。
そこにやってきたのが死神アト。ふしだらだったヒョンチョルAを召すつもりが、間違えてヒョンチョルBを亡くしてしまうことに!
手違いに焦ったアトは、ヒョンチョルAの体にヒョンチョルBの精神を宿してしまいさあ大変!
本来なら出会うことのなかったヒョンチョルBとヒョンチョルAの家族たち。果たして家族の愛はどう変化していくのでしょうか?
作中でヒョンチョルAを演じたキムミョンミン。途中でガラリと性格が変わるという難しい役どころも見事に演じきりました。
「一緒に暮らしましょうか?!」
男手一つで4人の子どもを育ててきた父ヒョソプ。子育てもひと段落し第2に人生を歩もうかとしていましたが、実は子どもたちはそれぞれに問題を抱えていて…。
さらにヒョソプの前には初恋の人ミヨンと36年ぶりに再開!それぞれに悩みを抱える親世代と子世代。
家族とは一体なにかを考えさせられるファミリードラマです。2014年以来の大賞受賞となったユドングンは父ヒョソプを演じています。
今年のKBS演技大賞は誰の手に!?
歴代KBS演技大賞受賞者が出演したドラマをまとめてご紹介しました。
KBSは実は国営放送。日本で言うところのNHK的な存在であり、愛聴者も多く存在しています。
そんなKBSのドラマ大賞とあって作品も最高視聴率を記録したり、同時間帯視聴率1位を記録したりと話題作揃いです。
ご興味のある方はぜひご覧ください!また今年2019年の大賞も大晦日に発表ですので、乞うご期待!