皆さん学校で英語を習っているときに、動物の鳴き声について勉強しませんでしたか?
アメリカと日本ではニワトリの鳴き声の表現が違ったかと思います。では、韓国と日本ではどうなのでしょうか。
そこで今回は韓国で定番の猫の名前のほかに、色々な動物の鳴き方をについて紹介していきます。
韓国語を学んでいると、会話で使う動詞や名詞を覚えるばかりで少し飽きるかと思います。
そんなときに、動物についての韓国語を勉強すると楽しいですよ!
目次
韓国語で「猫」ってなんていう?
「猫」は韓国語で「고양이(コヤンイ)」といいます。
基本は「고양이(コヤンイ)」ですが、このほかにいくつか他の呼び方もあります。
道端の猫に「나비야(ナビヤ)」と呼びかけている韓国人を見たことないでしょうか?
なんでナビ?ナビって「ちょうちょ」って意味だった気が…猫の名前なのかな…と思う人もいるのではないでしょうか。
「나비(ナビ)」には「ちょうちょ」の意味もあります。ですが、猫を呼びかけるときに使う言葉でもあるんです。
同じ意味だけあって「나비(ナビ)」だけでは「ちょうちょ」として捉えられてしまいます。
あくまで「猫がいて、猫に対して呼びかける」という前提が必要になります。
ちなみに猫に呼びかけるとき「나비(ナビ)」ではなく、「나비야(ナビヤ)」とよくいいます。
「나비(ナビ)」の後につけられた「야(ヤ)」は、日本語でいう「~くん」や「~ちゃん」と一緒。
簡単に言えば「ねこちゃん~」と呼びかけている感じですね!
日本は「にゃー」、韓国では?
日本での猫の鳴き声といったら、「にゃーにゃー」であったり「にゃんにゃん」と表現されることが多いです。
しかしお隣の国、韓国では「야옹(ヤオン)」と表現されます。
日本と韓国は地理的にはとっても近くて似た言葉が多いですが、猫の鳴き声を表現するときはぜんぜん違うというのが面白いですよね!
猫の幼児語?
ちなみに「猫」という単語の幼児語(赤ちゃん語)は「야옹이(ヤオンイ)」となります。
この「야옹이(ヤオンイ)」は、猫の鳴き声の「야옹(ヤオン)」をもじってできています。
使い方としては、子供に対して「야옹이(ヤオンイ)がいるね~」というかんじです。
猫を表す表現の幼児語なので、子供に話しかける時ぐらいしか使えませんが、ぜひ「야옹이(ヤオンイ)」も一緒に覚えておいてください!
「고양이(コヤンイ)」を使った例文をご紹介!
訳:犬より猫がもっと好きです。
고양이를 기르고 있어요.(コヤンイルル キルゴ イッソヨ)
訳:猫を飼っています。
오늘 아침 귀여운 고양이를 봤어요.(オヌル アチム キヨウン コヤンイルル パッソヨ)
訳:今日の朝、可愛い猫を見ました。
아기고양이가 야옹야옹 울고 있어요.(アギコヤンイガ ヤオンヤオン ウルゴ イッソヨ)
訳:赤ちゃん猫がヤオンヤオンと泣いています。
고양이 알레르기가 있거든요.(コヤンイ アレルギガ イッコドゥンニョ)
訳:猫アレルギーがあるんですよ。
고양이가 여기서 살고 있나봐요.(コヤンイガ ヨギソ サルゴ イッナバヨ)
訳:猫がここで住んでいるみたいですね。
日本とは違う動物の鳴き声
개(ケ)/강아지(カンアジ):犬/子犬
犬の鳴き声といえば日本だと「わんわん」ですが、韓国では「멍멍(モンモン)」。
鳴き声の音からとった幼児語(赤ちゃん語)で犬を表す「멍멍이(モンモンイ)」という単語があります。
その単語は、日本語でいう「わんちゃん」という意味で使われています。
소(ソ):牛
牛の鳴き声といえば、日本では「もーもー」ですよね。
しかし韓国では「음메(ウンメ)」と表現されます。日本語と結構ちがいますよね!
말(マル):馬
馬の鳴き声といったら「ヒヒーン」でしょうか。
馬の鳴き声は韓国も似ていて「히힝(ヒヒン)」となります。日本語とほぼ変わらなくて似ているので覚えやすいですね!
돼지(テジ):豚
豚の鳴き声といったら、「ぶーぶー」や「ぶひぶひ」ですよね。韓国語では「꿀꿀(クルックル)」。
日本人の私たちでは、想像もつかない鳴き声表現ですよね(笑)
개구리(ケグリ):カエル
カエルの鳴き声は日本語だと「ケロケロ」とか「ゲロゲロ」ですが、韓国語では「개굴개굴(ケグルケグル)」。
発音が少し難しいですが、韓国の童謡などでもよく出てくるので歌で覚えるのもおすすめ。
닭(タッ):ニワトリ
このニワトリの鳴き声は、国によって違いが一番出る鳴き声ですよね?
日本のニワトリの鳴き声といえば「コケコッコー」ですが、韓国語では「꼬끼오(コッキオ)」。
なんだか韓国っぽくって面白いですよね(笑)
오리(オリ):アヒル
アヒルの鳴き声といえば、「ガーガー」でしょうか。韓国語では、「꽥꽥(クェックェ)」。
까마귀(ッカマグィ):カラス
カラスといえば、「カーカー」という鳴き声ですが、韓国語では「깍깍(カッカッ)」。
日本ではどこにでもいるイメージがあるカラスですが、韓国にもいるはずの鳥なのになかなか見掛けることがありません。
韓国に住んでいても見掛けることが少ないので、日本よりも生息数が格段に少ないのかもしれませんね。
비둘기(ビドゥルギ):ハト
公園をはじめとした、色んなところにいるイメージのあるハト。韓国語では、「구구구구(クグググ)」と言います。
ちなみに韓国にもハトは多く、本当にどこにでもいます!
また韓国のハトは日本より人なれしているのか、近くに寄って行ったり追いかけても滅多に飛びません(笑)
새(セ):鳥
さまざまな鳥の鳴き声を紹介しましたが、大きな枠での鳥の鳴き声もあります。
全てをひっくるめた鳥の鳴き声表現は「짹짹(チェッチェッ)」。
これもまた少し変わっていて面白いですね(笑)
사자(サジャ):ライオン
最後にライオンの鳴き声。日本だと「ガオー」ということが多いかと思いますが、韓国では「어흥(オフン)」もしくは、「으르렁(ウルロン)」。
EXOの「으르렁(ウルロン)」という歌は、このライオンの鳴き声から来ています。