韓国の語学堂の比較・おすすめから気になる費用まで!疑問を解決!

アンニョンハセヨ~~K-Hiphopラバーの大学生sunkoです。

このサイトを見ている方の中には、韓国語を学んでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本屋さんに行くと、韓国語のテキストのラインナップに毎度驚かされます…。大きい書店では、韓国語の棚だけで数架分あるなんてこともザラですね。

最近は独学でもかなり広い・深いレベルまで学ぶことができると思います。がしかし、日本にいると肝心の韓国語を使う・話す機会が少ない…。

留学して韓国語の能力をブラッシュアップしたい!生の韓国語を学びたい!そう考える方も少なくないと思います。

今回は、そんなみなさんのためにおすすめの語学堂から費用までまとめてみました!

語学堂って何?

韓国留学のおすすめ・費用1
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「語学堂 ごがくどう」は韓国語では「어학당 オハクタン」と読みます。

韓国の大学に付属している語学学校のような機関で、外国からの学習者や海外に在留していた韓国人を対象に韓国語や韓国の文化の学習機会を提供しています。

プログラムは3週間前後の短期のコースと、3か月の長期のコースの2つを用意している大学がほとんど。後者は正規過程と呼ばれており「春・夏・秋・冬」の各学期を継続して受講し、1年以上留学する方も多いです。

留学にあたって一番大きなポイントは、どこの語学堂に通うか。

語学堂によってカリキュラムや授業進度、クラスの雰囲気、学生の出身国傾向などが全く異なるため

「どんな勉強をしたいのか? どんなスキルを身に着けたいか?」
「どんな学習スタイルが自分にあっているのか?」
「予算・留学期間はどのくらいか?」
「フリーの時間をどう過ごしたいか?」

…こういった多くの要素を考慮しながら、留学する語学堂を吟味する必要があります。

「留学して韓国で韓国語を学びたい!」そう思ったらまずは自分がどんな動機で、どういった留学を望んでいるのかを内省してみることが最初のスタート地点です。

どんな特徴があるの?気になる語学堂を比較!

さて、みなさんはどんな風に韓国語を学びたいでしょうか?

この記事では、多くの方が留学先として検討するソウル近郊の語学堂を見ていきたいと思います。

それから、おなじ大学の語学堂でも短期と長期ではカリキュラムが当然異なります。

まずは短期留学を経験してから今後を考えるという方が多いと思いますので、今回は各語学堂の短期プログラムを比較していきます。

延世大学

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まず、最初に紹介するのは 延世(ヨンセ)大学付属の語学堂。

延世大学は韓国の私立大学の中でもっとも長い歴史を持つ大学で、よく日本の慶応大学に例えられます。付属の語学堂もなんと60年近い歴史が!

だからこそしっかりと練られたカリキュラムや大学オリジナルの教材、熟練の教師陣が自慢。クラスはレベルごとに1~8段階に分かれており、9時から13時まで50分の授業を4コマ受講します。

授業スタイルは、最もオーソドックスかつ正攻法という印象。しっかりとした文法の学習を軸にしながら、会話や聴解などの他のスキルを伸ばしていきます。

言語学習において文法は土台となるものですから、短期間できっちりと韓国語を伸ばしたいと思う方は延世大学の語学堂がおすすめです!

私も以前こちらの語学堂の短期プログラムに参加したことがあるのですが、毎日宿題もあって3週間でなかなかの量の勉強をしたという手ごたえがありました。

作文添削など先生からのフィードバックも手厚く、今後の学習の方向性を探ることのできるよい機会になります。

また韓国有数の学生街である新村(シンチョン)という街にあるので、放課後も充実した時間になることでしょう。まじめに勉強したあとは、流行りものと若者であふれる街で羽を伸ばしてみるのもいいですね。

西江大学

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西江(ソガン)大学は、延世大学に同じく新村に立地する大学です。

語学堂ができたのは1990年とかなり最近ですが、特徴的なカリキュラムで留学生の人気を集めています。

西江大学の語学堂は、ずばりコミュニケーション・アクティビティ志向!

授業は会話にかなりの重点が置かれており、学生を主体に考えられたカリキュラムとなっています。オリジナルのテキストもかなりカラフル。すみずみまで学生が楽しんで学べるようにあちこちに工夫がされています。

もちろん読解や作文の授業もあります。テキストの内容についてディスカッションをしたり、自分の経験談を韓国語で語ってから作文として文字に起こしたりなど、すべての授業でたくさんコミュニケーションをとる設計になっています。

会話力を伸ばしたい方、ひとと話すのが好きな方には西江大学の語学堂がおすすめです。

梨花女子大学

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韓国有数の名門女子大学である梨花(イファ)女子大学。日本でいうところのお茶の水女子大。お嬢様大学として有名ですが、昨今はジェンダー問題に対峙する原動力として韓国社会の中でも大きな存在感を見せています。

学部の過程とは異なり、語学堂のプログラムは男性も受講できますのでご心配なく!

梨大の最寄り駅は地下鉄2号線の「梨大駅」。前述の新村とはお隣同士で、同じく学生街としてとても栄えたエリアになります。

梨大もかなりの有名大学なだけあり、カリキュラムがかなりしっかり組まれています。特徴はそのバランスの良さにあり、それぞれの技能についてまんべんなく伸ばすことができるのが評価の高いポイントです。

また教師陣のレベルが高いとの呼び声も高く、講師陣は大学院卒の言語教育のエキスパートばかり。梨大語学堂は教育の質では間違いなしです!

延世・梨花・高麗は、日本人が留学先として選ぶ語学堂の人気TOP3ではないでしょうか。

慶煕大学

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慶煕(キョンヒ)大学も有名大学のひとつ。たくさんの海外の大学と協定を結んでおり、留学生が多く在籍しているのが特徴です。

そのため異なる文化背景を持ち、韓国語スキルが十分でない留学生たちが快適に学習できるようにと様々な工夫がされています。そのひとつが「トウミ」制度。

「トウミ」というのは手助け・手伝い・助力などを意味する韓国語です。「トウミ」制度は、慶煕大学の学生がバディとして留学生とペアになって生活上の疑問を解決してくれたり、キャンパスを案内してくれたり。また、韓国語の学習もサポートしてくれるというもの。

慶煕大学はこのトウミ制度を最初に始めた大学として有名です。短期プログラムでも希望者はトウミ制度を利用できるとのこと。なので韓国人とたくさん話してみたいひと、短期間で会話スキルをあげたい人にはおすすめ!

キャンパスは韓国外大・高麗大などがあるソウルの東北に位置。西側の学生街に比べると華やかさは負けますが、おいしい食堂や便利な商店街があるため生活に特に不便はないでしょう。また、慶煕大学はキャンパスの美しさでも有名。落ち着いて勉強したい方によいかもしれません。

高麗大学

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高麗(コリョ)大学は前述の延世大、それから韓国のトップ大学であるソウル大とあわせて韓国の三大名門大学に数えられます。頭文字をとってSKYと呼ばれる3校は多くのエリートを輩出しており、その知名度から語学堂もかなりの人気があります。

延世大学とは立地もあいまって「東の高麗大」「西の延世大」としてライバル大学の関係です。高麗大学は早稲田大学によく例えられるのですが、日本の早慶と同じく韓国のスポーツでも「延高(ヨンコ)戦」は非常に盛り上がるイベントとなっています。

高麗大学の特色は短期間でもぎっちりつまった濃~~~いプログラム内容!

正規授業が終わると午後には文化体験・選択授業があり、また休日には民俗村に行ったりエバーランドに行ったりする現場見学があります。

韓国に来るのが初めてだとなかなか自分で観光を計画したり予約したりまでは手が届かないので、短い期間で言語も文化も時間の許すだけ満喫したい方にはとてもおすすめの語学堂です。

一緒に過ごす時間が長いので、講師の先生やクラスメートとの距離も縮まること間違いなし!

立地は比較的落ち着いた静かなエリアなので夜遊びには向きませんが、とにかく充実した留学にしたい方はぜひ検討してください。

成均館大学

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成均館(ソンギュンガン)大学は、その歴史を朝鮮王朝時代にまでさかのぼる韓国最古の大学。

ライブハウスやギャラリーが多く芸術の街として知られる「大学路(テハンノ)」にキャンパスを構えており、落ち着いた雰囲気が魅力的です。

特徴的なのは、基本となる韓国語の授業にプラスアルファとして開講されている特別授業と文化体験。

午後の14:30~16:00に受講できる特別授業は、発音に特化したクラス、K-popに関するクラス、会話練習のためのクラスなど様々なテーマと技能に焦点を置いたラインナップとなっています。自分の興味や苦手なポイントにあわせ、プログラム内容をカスタマイズできるということですね!

文化体験は文字通り韓国の文化を体験するイベントですが、ほかの大学と比べ種類が豊富。キムチ作りやテコンドー体験を楽しむことができます。

大学の立地もあわせて、ほかの大学とは一味違った留学経験をしたい方におすすめです♪

漢陽大学

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漢陽(ハニャン)大学は、演劇学科があり卒業生に芸能人が多いことでも有名なマンモス大学。日本での知名度はあまり高くありませんが、韓国No.1に選ばれたこともあるすばらしい大学です。

往十里(ワンシムニ)という他の大学とは異なるエリアに位置しており、国際色豊かなところが特色。地下鉄2号線漢陽駅2番出口から直結という、超!便利なキャンパスの立地はとても魅力的です。

授業は、4技能をバランスよく学ぶスタイル。

クラスの規模と日本人の比率が少ないため、必ず話す機会を持てますし外国の友人もたくさん作ることができます。講師との距離も近く、教室と職員室がおなじフロアにあるため「わからない部分や宿題について気軽に質問できるのがいい」というコメントが多く見られます。

「旅行では韓国に行ったことがある」という方も、往十里エリアに行ったことのあるひとは少ないのではないでしょうか。

流行の移り変わりが速い韓国ですが、往十里エリアはひと昔の雰囲気を残したあたたかみのある街。漢陽大学の学生向けの学割やサービスを受けられるお店も多く、とてもやさしい空気の繁華街です。

現地の学生や語学堂で知り合ったクラスメートとの交流を通し、韓国語の学習だけに留まらず海外生活で多くのことを学べる語学堂です。

ソウル市立大学

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ここまで韓国の有名大学を多く紹介してきましたが、ソウル市立大学をご存じない方は多いのではないでしょうか。

日本での知名度はまだそこまで高くありませんが、もちろん韓国では一流の大学です。

観光地として人気の東大門からほど近い「清涼里」に立地し、のびのびとした雰囲気のキャンパスです。語学堂としての歴史は浅い方ですが、その分アットホームな空気で比較的日本人も少ない方だといわれています。

そしてソウル市立大学の短期プログラムには、1週間・2週間と日数の短いものも用意されています!ほとんどの大学の語学堂は短期でも3週間前後のものが多く、社会人で韓国語を勉強されている方や長期休暇を取るのが難しい方には不向きなのですが、こちらのプログラムならそうした方も気軽に留学を経験できるのがいいところですね。

また市立大学ということで学費が安いことも人気の理由のひとつ。初めて留学する方、費用をなるべく安く抑えたい方におすすめしたい語学堂です!

自分に合った学校がわからない…特徴別のおすすめ語学堂

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ここからは自分に合った学校がわからず悩んでいる方に向けて、タイプ別で語学堂のおすすめをご紹介します!

必ずしもここがいい!というわけではないですが、これを参考にしながら自分に合う語学堂を見極めてみてください。

1. とにかく集中して勉強したい!

せっかく留学するのだから、とにかく短期間で集中してたくさん得るものを得たい。

そんな方は、宿題も多くきっちりとしたカリキュラム構成の延世大学がおすすめ!

ただ、延世大はにぎやかな学生街である新村に位置するため、遊んだり飲んだりする機会も自然と増えることが予想されます…(笑)

誘惑に弱い方は繁華街から離れた立地の大学や、静かなキャンパスを選ぶことをおすすめします。漢陽大・ソウル市立大などは一流大学ながら、街がそこまでにぎやかでないので治安も安心。

のびのびとした街でしっかり勉強したい方はぜひご検討ください♡

2. 授業以外の時間も楽しみたい!

逆に、留学の機会に楽しいキャンパスライフを思いっきり味わってみたい方には、学生街として栄えているエリアを選ぶのがいいでしょう。

特におすすめなのは梨花大。梨花大周辺は女子大のある街ということでファッションエリアとして有名で、放課後にショッピングにいそしむにはぴったり。

新村やホンデも近くてかわいいカフェもたくさんあるので、おしゃれなドリンクと一緒に語学堂での宿題をやるのもいいですね。

3. 韓国人とたくさん話したい!

教室での勉強だけでなく、韓国人と生の韓国語を使って話す機会が欲しい!

そんなあなたにはトウミ制度のある慶煕大。それからコミュニケーション志向の授業で習った内容をすぐ生活に応用できる西江大がおすすめ。 

もちろんそれ以外の大学でもサークルやイベントに参加してみたり、言語交換(Landuage Exchange)に申し込んだり、自分の参加態度次第でいくらでも交流の度合いを増やすことができます。

4. 文化についても学びたい!

言語学習に留まらず 文化体験もしたいなら 成均館大と高麗大!!

正規の韓国語の授業が終わったあとのアクティビティの豊富さはかなりのものです。

ふだんの旅行ではなかなか訪れない観光地やワークショップも、語学堂のアテンドのもとにクラスのみんなと行けば興味深くて楽しい素敵な時間になること間違いなしです。

気になる費用、実際いくらかかる?

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語学堂を選ぶ上でそれぞれの特色も大事なポイントですが、気になるのがお金の面…。

3週間のプログラムなら学費は7万円前後、宿泊費を含めると15万円前後かかるのが相場です。現地での食費・生活費・交際費などを含めると、だいたい20~30万円を予算とするのが妥当。

もちろん上で紹介した中には市立大などの学費が安い大学、1,2週間の短いプログラムがある大学もあります。

期間が短ければ当然かかる費用も安くなりますから、ほかの要素とあわせて検討してどの語学堂にするか決めるとよいでしょう。

自分にあった語学堂で留学生活を楽しもう!

今回、ソウル近郊に位置する8つの大学の付属語学堂を紹介しました。

それぞれにかなり特徴のある語学堂。貴重な留学の機会をいいものにするために、たくさん悩んで決めていただければと思います。

もちろん今回紹介した以外にも候補はありますので、気になる方はこの記事を参考にいろいろと調べてみてください。

短い期間でも、そこで得た知識や友達は一生モノ。自分にあった語学堂で、たのしい留学生活を!!

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sunko
Fanxy Childに加入したい大学院生。韓国の音楽、特にHiphopとIndieが好きで、流れの速い韓国の音楽市場から好みの曲を発掘してくるのが趣味です。学部時代は韓国語専攻、大学院の専門は日本語教育で、現在は日本を離れフィリピンの国立大学でインターンシップ中。K-popは小学生のときから15年以上聞き続けた青春の一部です。流行の波が過ぎ去っても忘れられない、記憶と心に残る韓国の今をみなさんにお届けしたいと思います!

2 Comments

  1. アバター
    匿名
    2018年10月11日

    ソウル私立大学の欄に添付されている画像はソウル大学のものでは?

    返信
    1. sunko
      bilsang
      2018年10月24日

      記事を訂正いたしました。ご指摘誠にありがとうございました。

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