こんにちは。韓国在住子育て中ママのゆんです。
今回は韓国の芸能界での大きな問題となっている「サセン」に関してお伝えしていきます。
多くのアイドルたちが被害に遭っていて頭を悩ます人たちも多くいます。
今回はこの「サセン」とはなんなのか、アイドルたちは今までどんな被害に遭ってきたのかなどお伝えしていきます。
目次
サセンとは何?
「サセン」という単語は、韓国アイドルファンであれば一度は聞いたことがあるかと思います。「サセン」というのは、日本語で簡単に言えば「ストーカー行為をする人」のこと。
韓国語の「사생활(サセンファル = 私生活)」を省略した言葉で、芸能人たちのプライベートにまで追っかけまわすストーカー行為をしてしまうファンのことをいいます。
空港や宿舎などでアイドルたちを追っかけるいわゆる追っかけファンとは違って、アイドルたちのプライベートなスマホの番号、住んでいる自宅の情報、個人情報などを入手して実際に自宅に訪れたり、電話をしたりという行きすぎた行為をしてしまうサセンたち。
今はオンライン上でアイドルたちの自宅の情報、パスポートの情報、電話番号などの個人情報が売買されているんだそうです。
ここまでくると「サセン」というのはファンとは言えないですよね。
仕事上ファンがいてこそ成り立つアイドルのお仕事ではありますが、「サセン」たちがしていることを考えると恐ろしいです。
サセンの被害にあったアイドルたち
ここからはサセンの被害にあったアイドルたちについてまとめていきたいと思います。
プライベートにまで追いかけてきたり、電話をかけてきたりと想像するだけで恐ろしいサセンたちの行動ですが、私が想像した以上に驚く被害内容でした。
BTS
- テテが空港にいたときに、至近距離で写真を撮ったり動画を撮ったりした。
- メンバーJ-HOPEの誕生日にホテルでVLIVE中、テテとRMの後ろの方のドアから黒髪の女性がのぞき込む。またその女性がスマホを取りだし、メンバーたちの様子を撮影した。
- バンタンのメンバーたちが乗った飛行機の同じクラスの座席に搭乗した。
- 同じ飛行機に乗って、メンバーたちが座っているクラスのトイレわざとを利用し、写真を撮ったりした。
- 同じ飛行機に乗ってメンバーの座る座席の前や後ろの席、また隣の席にわざと座ってくる。
- メンバーたちの電話番号などを入手し、電話をかけたりメッセージを送ったりする。
- ある女性ファンが収録を終えたばかりのメンバー、シュガに向かってキスをしようとした。
EXO
- メンバーのチャニョルの作業室に中国人のサセンファンが侵入しようとした。
- メンバーの携帯電話に夜通し連絡をしてきたり、カカオトークにメッセージを送ってくる。
- メンバーが海外のホテルに滞在中、メンバーの部屋のシャワールームに録音機を設置し、シャワーしている音を録音した。
- エクソが搭乗する飛行機に乗り込み、寝ているメンバーの寝顔を隠し撮りした後、飛行機のチケットを払い戻しして逃走した。
- 夜12時過ぎまでEXOが泊まっているホテルの前に集まっていた。
- 空港のトイレにまでついてきて写真を撮ろうとした。
- メンバーの乗った車を走って追いかけてきたり、車に乗って追いかけてくる。
- プライベートでショッピングを楽しんでいるときもサセンがついて回ってきた。
- 刃物で自分の腕を切りつけ、メッセージを書いたものをSNSに投稿した。
- EXOの楽屋に勝手に侵入し、鏡に「レイは私のことを愛している」と書いた。
- メンバーを事務所で待ち伏せ、すれ違う際に髪の毛を抜き、それをオークションで販売した。
- ベッキョンの実兄の結婚式にもサセンが現れ結婚式を台無しにした。
- 自分の血液がついた物を事務所に送りつけたり、メンバーのかばんに入れたりした。
- 宿舎に入り、メンバーが食べかけたと思われる食べ物や飲みかけの飲み物を全て持って行った。
TWICE
- TWICEのナヨン・サナ・ジョンヨン・チェヨンの4人が移動中の車内から生配信をしている最中、チェヨンのスマホにサセンから電話が来た。
- TWICEが日本から韓国に帰国する際、同じ飛行機に同乗してナヨンに接近しようとした。
- ナヨンのサセンと言われているドイツ人男性が、自分のストーカー行為に対して「自分は何も間違っていない。ナヨンとは交際している」と発言。
- 空港でツウィの首元に手を持っていこうとしたサセンがいた。
- メンバーモモとダヒョンが、V LIVEの放送途中にサセンファンに追われた。
これだけじゃないサセン被害
このようにBTS・EXO・TWICEだけでも、想像するだけで恐ろしくなるようなサセンの被害があることがわかりました。
これ以外にもさまざまなアイドルや芸能人たちが被害にあっています。
- BIGBANGのG-DRAGONの実家敷地内にサセンファンが忍び込み隠れていた。
- 「東方神起」のユンホにサセンが、大量のボンドが入ったオレンジジュースを差し入れした。
- レッドベルベットがインスタでライブ配信をしていたときに、メンバーのジョイの携帯にサセンから電話が掛かってきた。
- 当時宿舎で生活をしていたスーパージュニアのメンバーであるヒチョルが、下着姿でリラックスしていたら、サセンからメッセージが届き、今履いている下着の柄を言い当てられた。
このようなサセンの行き過ぎた行動によっての被害がありました。
サセンの行動を調べていると、芸能人の自宅に忍び込んで使用済みのナプキンを集めて置いていったり、自宅前で大便をしたといったような内容もあったので本当に驚きとショックでした。
サセンへの対策はどうなっている?
サセンの度を過ぎたストーカー行為によって、生きた心地がしないという芸能人たちも多くいますが、これに対する対策はどうなっているのでしょうか。
調べてみるとアイドルたちが乗る飛行機は一般客が乗れる飛行機ではなくプライベートジェットにしたり、サセンの画像を公開する強行対応をとったり、あまりにも酷い行動をとった場合には法的な手段で対応するなど対策はとられているそうです。
ですが実際のところサセンが減ることはなく、被害もなくなることはないそうです。
アイドルはファンがいてこそ成り立つ職業ではありますが、このファンのなかにプライベートにまで追いかけてきたり嫌がらせをしたりする人がいて休みの日もリラックスして過ごせないということを考えると本当に言葉が出ません。
サセンに対して発言した芸能人
サセンの行動に対して少し前までは我慢することが当たり前みたいな風潮があったのだそうですが、最近ではアイドル本人たちが「やめてほしい」とはっきり警告をしていることもよく目にするようになりました。
そのなかでもシンファのメンバーであるキムドンワンが、サセンに向けて警告を示しました。
キムドンワンは自身のSNSに「私だけの空間で安定感を感じたいという気持ちを尊重してください」という文章とともに写真を投稿しました。
その写真にはキムドンワンが受け取った郵便物がうつされているのですが、そこにはサセンたちが落書きをしていて「家を探そうとめちゃくちゃ大変だった。」「www見つけた!」「キムドンワンバカー!」などという内容でした。
自身の郵便物にこのようなことが書かれていたらどのように思うでしょうか。
もしその被害者が自分だったとしたら背筋が凍るような思いでしょうし、どんな思いをするか分かっていればこんなことは普通できないのではないでしょうか。
想像をこえるサセンたちの行動
今回は、芸能界の大きな問題となっているサセンたちの行きすぎた行動についてお伝えしました。
芸能人とはいえ、一人の人間でありプライベートがあります。本当に相手を思っているファンであれば、こんなことはできないと思います。
サセンたちには自分たちがもし同じ被害にあったらどう思うのか、もう一度考えてもらいたいですし、このような被害が減ることを願いたいです。