日本語の「これそれあれどれ」などの「こそあど言葉」ですが、もちろん韓国にもあります。
しかもとっても日本語のこそあど言葉に似ているので、覚えやすいかと思います。
韓国語を学んでいる人や、学び始めた人は必ず覚えておきたい韓国語の「こそあど言葉」を詳しくみていきましょう。
目次
韓国語の基本のこそあどは?
まずは、韓国語の基本のこそあど言葉から説明していきます。
韓国語を学んでいく上でよく使う言葉なので必ず覚えておきたい部分です。
その → 그(ク)
あの → 저(チョ)
どの → 어느(オヌ)
さまざまな場面で使うこそあど
ここからは基本のこそあど言葉に加えて、人や物などに対して使うこそあど言葉を紹介していきます。
ここから説明するこそあどもネイティブたちが普段からよく使う表現なので必ず覚えておきたいところ。
韓国語を勉強しているひとは、覚えていると便利なのでjこの機会に暗記してしまいましょう。
人に対して使うこそあど
人に対して使うこそあどの時は基本のこそあど、「이/그/저/어느」に韓国語で「人」を意味する「사람(サラム)」をつけます。
その人 → 그(ク) +사람(サラム) → 그 사람(クサラム)
あの人 → 저(チョ) +사람(サラム) → 저 사람(チョサラム)
どの人 → 어느(オヌ)+사람(サラム) → 누구(ヌグ)
※どの人と言うときは「어느 사람(オヌサラム)」ならない。
「誰」を意味する「누구(ヌグ)」を使うことが一般的です。
例文
訳:この人が私の妻です。
그 사람은 결혼했어요?(クサラムン キョロンヘッソヨ?)
訳:その人は結婚しましたか?
저 사람 이름이 뭐였어?(チョサラム イルミ ムォヨッソ?)
訳:あの人の名前はなんだっけ?
어제 모임 누구랑 갔어요?(オジェ モイム ヌグラン カッソヨ?)
訳:昨日の集まり、誰と行きましたか?
物に対しての使うこそあど
物に対して使うこそあどは、基本のこそあど「이/그/저/어느」に「것(ゴッ)」をつけると日本語でいう「これ、それ、あれ、どれ」になります。
それ → 그(ク) +것(ゴッ) → 그것(クゴッ)
あれ → 저(チョ) +것(ゴッ) → 저것(チョゴッ)
どれ → 어느(オヌ)+것(ゴッ) → 어느 것(オヌゴッ)
例文
訳:これもお召し上がりください。
그것을 두개 주세요.(クゴスル トゥゲジュセヨ)
訳:それを二つください。
저것은 누구 것입니까?(チョゴスン ヌグッコイムニカ?)
訳:あれは誰のものですか。
어느 것이 좋아요?(オヌゴシ チョアヨ?)
訳:どれがいいですか。
方向を言うときに使うこそあど
方向に対して使うこそあどは、基本のこそあど「이/그/저/어느」に韓国語で「側」を意味する「쪽(チョッ)」をつけると日本語でいう「こちら、そちら、あちら、どちら」になります。
そちら → 그(ク) +쪽(チョッ) → 그 쪽(クッチョッ)
あちら → 저(チョ) +쪽(チョッ) → 저 쪽(チョッチョッ)
どちら → 어느(オヌ)+쪽(チョッ) → 어느 쪽(オヌチョッ)
例文
訳:こちら側にお座りください。
그 쪽은 위험해요.(クッチョグン ウィホメヨ)
訳:そちらは危険です。
저 쪽을 보세요.(チョッチョグル ボセヨ)
訳:あちらをみてください。
어느 쪽으로 가셨어요?(オヌチョグロ カショッソヨ?)
訳:どちらに行かれましたか。
場所を言うときに使うこそあど
場所に対して使うこそあどは「이/그/저/어느」ではなく、「여/거/저/어느」に「기(ギ)」をつけると日本語でいう「ここ、そこ、あそこ、どこ」になります。
そこ → 거(コ) +기(ギ) → 거기(コギ)
あそこ → 저(チョ) +기(ギ) → 저기(チョギ)
どこ → 어느(オヌ)+기(ギ) → 어디(オディ)
※ここでは어느 기(オヌギ)ではなく「어디(オディ)」になります。
例文
訳:ここに行ってください。
내일 거기서 만나요.(ネイルコギソマンナヨ)
訳:明日そこで会いましょう。
저기에는 뭐가 있어요?(チョギエヌン ムォガイッソヨ?)
訳:あそこにはなにがありますか?
어제는 어디에 갔다 왔어요?(オジェヌン オディエ カッタワッソヨ?)
訳:昨日はどこに行ってきましたか?
短縮されるこそあどって?
ここまで基本のこそあど言葉と、さまざまな場面で使えるこそあど言葉を紹介してきました。
最後に「短縮してつかわれるこそあど言葉」を説明していきたいと思います。
実際にネイティブたちの日常会話でよく耳にする言葉です。
「~が」と言うときに縮約されるこそあど
韓国語の「これ、それ、あれ、どれ」は「이것 그것 저것 어느것」だと説明しましたが、「これが」などと、文中で使う形にすると「이것이(イゴシ)」となりますよね。
このままでもいいのですが、長い単語は短縮することの多い韓国語。もちろん便利な短縮バージョンもあるんです。
그것이(それが) → 그게(クゲ)
저것이(あれが) → 저게(チョゲ)
어느것이(どれが) → 어느게(オヌゲ)
「~は」と言うときに縮約されるこそあど
もう一つ縮約されるこそあど言葉があります。それが「~は」の文章を作るとき。
例えば「これは」と文章を作ると、「이것은(イゴスン)」になります。その短縮形についてはこちら。
그것은(それは) → 그건(クゴン)
저것은(あれは) → 저건(チョゴン)
※「どこは」という使い方はしないのでありません。