アカデミー賞でアジア映画として初の受賞として今大変話題になっている韓国映画「パラサイト」ですが、今回この「パラサイト」が盗作なのではないかという疑惑が浮上しています。
日本でも一時期映画のチケットが取れないほど人気のあった「パラサイト」ですが、どうしてこのような疑惑があがってしまったのか、誰がそのようなことを指摘したのかなど詳しくまとめていきたいと思います。
目次
今回のニュースの概要
インドのある映画製作者が、韓国映画「パラサイト」が自作映画の盗作であると指摘
アカデミー賞を受賞した韓国映画「パラサイト」
第92回アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「脚本賞」「国際長編映画賞」の最多4部門を受賞した「パラサイト」。
韓国だけでなく日本を含む世界で話題になっている映画ですよね。
韓国では2019年5月に公開されて観客動員数は1000万人を突破しました。韓国の人口は約5000万人なので5人に1人が見ているということになります。
日本でも2019年の年末から一部の映画館で公開されていましたが、今は多くの映画館で見ることができるようになりましたし、チケット購入も難しくなったほどです。
「パラサイト」が盗作映画?
アジア映画がアカデミー賞を受賞するという異例の受賞ということで話題になりましたが、今度は盗作映画なのでは?というニュースが話題になっています。
後ほど詳しくどんな映画の盗作と言われているのかは説明しますが、ある「インド映画」の盗作なのでは?と言われているのだそう。
2月17日にインドの現地メディアによると、インドの映画製作者であるPLテナパン氏がポンジュノ監督の「パラサイト」をめぐって、自身の映画を盗作したとして訴訟を準備中であるということを明らかにしたようです。
「パラサイト」が2月10日にアカデミー賞を受賞した後、SNSに゛パラサイトと自身が製作したインド映画のストーリーが似ている゛という文章を掲載したとのことです。
盗作を主張するインド映画
盗作されたインド映画なのですが、「MinsaraKanna」という映画なのだそうです。
この映画は1999年に公開された映画ということなので、今から20年以上前に公開された映画ということになりますね。
この「MinsaraKanna」はタミル語で製作されたロマンチックコメディ映画とのこと。
内容としては愛を勝ち取るために身分を隠し、恋人の家で警護員として働く男性のストーリーなのだそう。
確かにパラサイトも身分の高い人に自分の身分を隠してその家で働く、寄生するという内容ではありますが、パラサイトまずラブストーリーではないですよね。
どの部分が盗作?
インド映画「MinsaraKanna」を盗作したとインドの映画製作者は発言しましたが、詳しくどの部分が盗作と言っているのでしょうか。
このことについて調べてみたところ、PL テナパン氏は具体的にどの部分が盗作なのかについては今のところ全く発言していないとのこと。
先ほど訴訟を準備中との情報がありましたが、盗作の詳しい内容に関しては「法廷で明らかになる」と発言したのだそうです。
関係者のコメント
インドの映画製作者によって盗作だと言われてしまった「パラサイト」ですが、パラサイト側の関係者たちは以下のようにコメントをしています。
「パラサイトの盗作を主張するインドの映画製作会社側から連絡を受けていない。 また配給会社と制作会社側にもそのような話は来たことがない。
・ 投資会社と制作会社バルンソンE&A
「事実チェックをした。インドの製作者から正式に受理された事項はない。」
このようなパラサイト側の関係者のコメントがありました。
真相はどうなのかは分かりませんが、韓国側に正式に連絡が来たりしていないということなので、これからどうなるか分かりませんね。
まとめ
今回はいま一番韓国で話題になっている映画「パラサイト」の盗作疑惑についてのニュースをお伝えしてきました。
インド映画というとボリウッドや歌って踊るというイメージが強くありますが、本当にパラサイトはインド映画を盗作したのでしょうか。
真実が明らかになるまで今後も注目していきたいところです。