今回お伝えしていくニュースは、BTSメンバーであるSUGA(シュガ)のミックステープに、ある新宗教の教祖の演説が引用されたということが明らかになったという内容です。
シュガが引用した内容はどのような内容だったのか、どのように炎上してしまったのか、またもう一つの問題であるVライブでのシュガの発言など詳しくお伝えしていきたいと思います。
目次
今回のニュースの概要
BTSのSUGAのミックステープにアメリカのキリスト教系新宗教の教祖、ジム・ジョーンズの演説が引用された事実が明らかになり議論となった。
シュガのミックステープの内容が議論に
防弾少年団(BTS)のメンバーであるシュガの個人ミックステープ収録曲に、アメリカのカルト宗教教祖であるジェームズ·ウォーレン·ジム·ジョーンズの演説音声が引用されていたことが明らかになりました。
後ほど引用されたとされる演説をした人物について詳しくお伝えしますが、「ジョーンズタウンの大虐殺」という事件に関する犯罪者とされています。
またこの演説内容の引用だけでなく、シュガが最近行ったライブ放送でミックステープをリリースすることになった背景を「コロナがもたらした幸運だ」と説明していたことが明らかになり、ファンはもちろん多くの人からの非難が激しくなっています。
Vライブでのシュガの発言とは?
シュガは最近行ったVアプリでのライブで、「もともとミックステープ収録曲は8曲で「대취타」と「Interlude」は予定になかった。ミックステープ収録曲を10曲で埋めたかった。」と発言しました。
それとともにシュガは「コロナがもたらした幸運」と、納得し難い発言をしてしまいました。
またシュガは「コロナのためではなくコロナのおかげだ」と発言し、放送を視聴する一部のネットユーザーから批判の声が多くあったとのことです。
ミックステープで引用された内容
5月22日シュガが「Agust D」で公開された2枚目のミックステープ「D-2」の収録曲「What do you think?」の導入部にカルト宗教の教祖であるジム・ジョーンズの演説内容である「Though you are dead, yet you shall live, and he that liveth and believeth shall never die(あなたは死んでも生きるだろう。生きて信じる者は絶対に死なないだろう。)」という内容が収録されていたのだそうです。
なぜこの演説内容が収録されていて問題になったかというと、このカルト宗教の教祖に問題があるからとのこと。
この演説をしたとされるジムジョーンズですが、1950年代にカルト教団「人民寺院」を創立させた人物とされています。
1970年代には自身の悪行が暴露されると多数の信徒と共に南米ガイアナに移住し、服毒自殺を強要し900人余りの信徒を死なせた、いわゆる「ジョーンズタウンの大虐殺」を引き起こした人物として知られている人なんです。
犯罪者である人物の演説を使った事実が知らされ、ファンの中で論争が繰り広げられており批判的な声が多い中で、この演説内容は「黒人ラッパーの間でもサンプリングとして度々使われている」という意見など、いろんな声が上がっています。
所属事務所の公式コメント
シュガのミックステープの問題に対して、所属事務所であるBig hitエンターテイメントは6月1日にコメントを残しています。
内部プロセスによって内容の適正性を確認する手続きを進めたが、不適切なサンプルであることを認知できず曲に含めるミスがありました。
今回の場合は事前に認知できず、関連する歴史的、社会的状況に対する理解も足りませんでした。これにより傷つけられたり、不快感を感じた人に謝罪いたします。
アーティスト本人も思わぬ部分で問題が発生したことに対して当惑し、深い責任を感じています。
このように所属事務所はコメントしました。
また今回の論議を呼んだ演説の部分を削除して、再発売したことを同時に知らせました。
ミックステープの発売について直接ライブ放送を行ったシュガですが、所属事務所の公式のコメントの中で「責任を感じている」と言っただけで、今のところ現在まで直接本人の立場を示していない状況です。
まとめ
今回はシュガが発表したミックステープにカルト宗教の教祖である人物の演説が引用されていたという問題についてお伝えしてきました。
世界が新型コロナウイルスの感染拡大で大変な局面を迎える中、Vライブでのシュガの発言など多くの批判の声が上がっています。
まだシュガ本人は発言していませんので、今後どのようなコメントを残すのか気になるところです。